タイトル;浦戸湾を県民市民の宝物として再生しよう

              高知港ハーバーリフレッシュ検討委員

              高知NPO・浦戸湾みらい会議 事務局長 漁師 明

概 要;   

今、浦戸湾の再生計画が進んでいます。行政は積極的に情報発信し、市民や企業は賛成反対ではなく、 パートナーシップで計画を推進し、皆が高知の宝物と思えるような浦戸湾に再生しよう!  浦戸湾みらい会議は、生活者の視点で様々な計画提案をして、市民や企業の希望を行政の施策に反映させていく、真のパートナーシップ実現のための役割を目標に活動しています。  

 浦戸湾の自然環境再生計画の中で、市民にとって最も重要なテーマは、「水質の浄化」です。泳げる水質であるCOD2以下に浄化して、「浦戸湾で泳ぎたい」という、浦戸湾の環境調査に参加した子ども達の夢を実現させたい。そのためにまずは、自然の浄化槽と言われる干潟を再生して、自然の浄化機能を向上させると共に、多様な生態系を復活させる。そうすると、市民はそこでアサリを取ることで浦戸湾に親しみながら水質浄化に貢献することになる。

内 容; ・今、浦戸湾の再生計画が進んでいます。行政は積極的に情報発信し、市民や企業は賛成反対ではなく、  市民・企業・行政のパートナーシップで、皆が高知の宝物といえるような浦戸湾に再生しよう! ・当面の一番切実な問題は、水質の浄化。自然の浄化槽と言われる干潟を再生して、自然の浄化機能を向上させて、「浦戸湾で泳ぎたい」という、環境調査に参加した子ども達の夢を実現させたい。 まとめ(訴えたい事); ・行政は積極的に情報発信し、市民及び企業はその行動に大いに感心を持って、賛成反対ではなく、パートナーシップで、宝物である浦戸湾の自然環境を再生し、「浦戸湾で泳ぎたい」という、環境調査に参加した子ども達の夢を実現させましょう。

詳細説明;   浦戸湾のように産業・賑わい・美しい自然景観が一体化されうる地域は全国的にも珍しい。 この貴重な資源の価値を広く県民市民に知ってもらい、浦戸湾の将来像を市民自らが考え実践して21世紀に引き継いでいくべきである。浦戸湾みらい会議は、計画段階から市民・生活者の視点で様々な提案をして行政の施策に反映させていく、真のパートナーシップ実現のための役割を果たしていこうと活動しています。   浦戸湾の整備計画について、市民や企業の意識調査をし行政に伝え、その結果を市民・企業にフィードバックして次のステップをいっしょに考える。そんなことを通じて、浦戸湾に関心を持ち、宝物として大切にして行こうと言う市民・企業を増やしたい。   

 浦戸湾の自然環境再生で最も重要なテーマが水質の浄化で、「浦戸湾で泳ぎたい」という、環境調査に参加した子ども達の夢を実現させるため、泳げる水質であるCOD2以下にしたい。そのために、自然の浄化槽と言われる干潟を再生して、自然の浄化機能を向上させ、市民はそこでアサリを取ることで浦戸湾に親しみながら水質浄化に貢献する。

       「浦戸湾みらい会議設立趣旨」   

 全国的にも浦戸湾のように都心に位置し、しかも産業活動、賑わい及び美しい自然景観が一体化されうる地域は他に類をみない。この浦戸湾という貴重な資源の価値を広く県民に市民に認識してもらうことが必要だ。さらに、防災対応とも両立した浦戸湾の将来像を市民自らが考え実践して21世紀に引き継いでいくことは、私たち市民の責務でもある。浦戸湾みらい会議は、行政の考える長期構想に対して、その計画段階から市民・生活者の視点で様々な提案をして施策に反映させていく、真のパートナーシップ実現のための役割を果たしていこうと活動している。

・浦戸湾を市民の財産として後世に残したい。 ・行政から様々な将来構想が提示されつつある。市民と行政のパートナーシップを実現したい。 ・市民・生活者の視点で提案活動をします。市民への広報・啓発活動の役割を果たします。 ・行政及び他の関連団体(コミュニティ計画推進市民会議等)・企業とも積極的に情報交流をし、協業体制を 「浦戸湾ウォッチング事業」 本事業は、浦戸湾の自然環境及び湾に流入する河川環境の情報の収集及び現地ウォッチングを行い、湾の現状を把握し、その結果を各方面に情報提供することにより、浦戸湾及びその流入河川の水質改善と水辺環境の保全に対する流域住民の意識の高揚を図ることを目的とする。 浦戸湾の水質・水生生物の現状を認識するとともに、浦戸湾に流れ込む7河川の内、代表的な鏡川の上流域に向かってウォッチングすることで、環境の変化(水質・生物)を体得することを目的として実施した。 当該事業担当者だけでなく、広く行政や民間の支援をいただくことで、スムーズな運営と広報活動に大いに役立つことが分かった。・ 特定非営利活動法人高知NPO「浦戸湾みらい会議」としても、子どもたちへの教育・啓発活動のために今回の知見を活かして今後の活動に取り組んでいく。

「浦戸湾みらい会議」 の概要

1.設立の趣旨 (浦戸湾を市民の財産として後生に残したい)  浦戸湾とは何かを考えてみたとき、"高知港を拠点とした人や物資の海上輸送基地"、"弘化台やタナスカを中心とした市場の賑わい"、"桂浜から浦戸湾西岸にかけての美しい景観"あるいは"漁業やレジャー基地"など市民の持つイメージは多岐にわたっています。また、全国的にも浦戸湾のように都心に位置し、しかも産業活動、賑わい及び美しい自然景観が一体化されうる地域は他に類をみないのではないでしょうか。 この浦戸湾という貴重な資源の価値を広く県民に市民に認識してもらうことが必要だと考えます。さらに、防災対応とも両立した浦戸湾の将来像を市民自らが考え実践して21世紀に引き継いでいくことは、私たち市民の責務でもあります。 (市民と行政のパートナーシップを実現したい)  いままちづくりには、従来の行政主導型から市民参画型への転換が求められています。そのためには、市民と行政が互いに対等な立場で情報交流をし合意形成を実現する過程で、コーディネーターの役割を果たすためのしくみづくりが重要だと考えます。 浦戸湾みらい会議は、行政の考える長期構想に対して、その計画段階から市民・生活者の視点で様々な提案をし施策に反映させていく真のパートナーシップ実現のための役割を果たしたいと考えます。  ここに、市民自らが浦戸湾の将来像を考えるとともに、市民と行政のパートナーシップの実現を目指して、浦戸湾みらい会議を設立します。

2.設立の背景 (市民主導のまちづくりが始まっている)高知市では、コミュニティ計画の推進が計画体系の1つにあり、現在16地区がコミュニティ計画推進市民会議として活動しています。また、策定中の新総合計画、市民主導のまちづくりが基本政策の1つとして捉えられています。  一方、国や県においても政策決定や事業実施に際し、住民の意見を反映させるための取り組みが試行されており、住民参加が行政全体の流れとなっています。 (行政から様々な将来構想が提示されつつある)  一方、県では平成40年代の浦戸湾及びその周辺を想定した長期構想を考え、概ね10年先を想定した高知港港湾計画の改訂に取りかかっており、今後高知県地方港湾審議会さらには国の港湾審議会の答申を経て、今年12月の改訂を目指しています。その整備方針のうち、「水辺の解放と水域の活用保全」など市民と行政がパートナーシップを持って推進すべきテーマは多いと考えます。 また、本年度県ではPFIを念頭に浦戸湾プレジャーボート基地の実行可能性検討に入るなど浦戸湾再編の気運も高まっています。 今まさにこのすばらしい自然と共生した市民の憩いの場、賑わいの場、産業振興の拠点さらには周辺地区との調和したまちづくりの実現など、21世紀に向け行政と市民が一体となって新しい浦戸湾のあり方を再検討すべき時です。

3.活動の基本方針 (市民・生活者の視点で提案活動をします)  浦戸湾みらい会議では、行政が検討している将来構想を視野に入れつつ、防災対応も重視した浦戸湾の将来に対する考え方を明確にします。さらに、浦戸湾を大きく東部地域、北部地域、西部地域及び湾内の4つに分類してそれぞれの地域の将来像を設定します。その上で、その実現のために市民・生活者、また利用者の視点で具体的な提案活動を行います。 具体的には、まず地域に将来構想があり機運も盛り上がっている浦戸湾西部地区を「(仮称)海辺のプロムナードゾーン」として捉え、地域のコミュニティ計画推進市民会議での活動支援をすると共に関係企業・団体との協業や現地調査などを経て、その基本プランを提案します。 併せて、浦戸湾北部地域を「賑わいの創造と産業との共生」をテーマとして、市民や関連企業からの意見を収集し、市民のニーズを集約します。 浦戸湾東部及び湾内については、進捗を確認しながら引き続き検討します。 (市民への広報・啓発活動の役割を果たします)  これからの取り組みを広く市民に伝え、市民活動を盛り上げていくための企画運営も併せて取り組んでいきます。

4.組織について ・事務局は、特定非営利活動法人高知NPOの事業活動の一環とし、高知NPO事務局内に置く。 ・設立時のメンバーは、設立発起人及び世話人をもって構成します。 ・設立後のメンバーは、広報等を通じ、入会者を募ります。 ・行政及び他の関連団体(コミュニティ計画推進市民会議等)・企業とも積極的に情報交流をし、協業体制をつくります。 高知NPO「浦戸湾みらい会議」の専門部会としての「色彩部会」の設立趣旨 現在、高知港・浦戸湾は、高知新港の整備発展にともない、浦戸湾も含めた港の再編整備が進められようとしています。またこれまで港は、人や物を運ぶ拠点として機能中心につくられてきましたが、高知新港の一部供用開始を契機として、浦戸湾全体の空間利用について市民の関心が高まりつつあります。  私たちは、これを契機に、これまで主に産業や物流の拠点としてとらえられていた港を、美しく親しみのある空間としてよみがえらせ、住民の生活や交流の場として生かすことができないかと考えました。

 今高知NPOでは、「浦戸湾みらい会議」がすでに立ち上がっています。県民の財産である浦戸湾を市民・企業・行政が協力してみらいに残していくため、さまざまな角度から活動をしています。その中で、浦戸湾の美しい自然景観と、すぐ隣り合わせにある会場物流基地や工場、住宅などの建物・工作物・看板・サインなど人工的な景観との調和を考えた全体計画が必要とされています。  用途や必要とされる機能を満たし、かつ異なる様々な素材・形・デザインをまとめる一つのキーワードとして「色彩」があります。色は、人々に様々な刺激を与え、快適性や地域イメージを高める重要な役割を持っています。地域ごとの特性を生かした色彩モデルをつくることによって、統一感が生まれ、美しい景観を持ったまちづくりが創造できると考えます。  この専門部会では、現在の混色雑然とした浦戸湾を色彩の面から見直し、地元の住民や企業の理解・協力を得ながら意見を出し合い、みんなで美しく親しみのある快適な空間へ変えていくモデルケースとして提言を行なっていきます。そうすることによって、賑わいや活力が生まれ、誇りを持ってみらいにつなげていける浦戸湾が創造できると思っています。

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2002年3月1日