2005年衆議院選挙について


郵政選挙ではなく、「国民投票」である

 
 2005年衆議院議員選挙について、高知市の1市民のけんちゃんが発言いたします。
 
2005年8月8日午後の参議院本会議で郵政民営化関連法案が17票差で否決され、政局は解散・総選挙に向けて一気に動き出ししました。まさに「真夏の政変」。

 結局参議院の自民党議員は22人が反対、8人が欠席、棄権をしました。衆議院でも僅か5票差で郵政法案は可決しただけに、参議院の否決はほぼ決まっていたようなものでしたが・・思わぬ大差がついたと言うことですね。

 さて総選挙となりましたが、展望はどうなのでしょうか?小泉首相は「郵政民営化の是非を問う」選挙だということであれば、反対した自民党議員は公認されない見込みです。となると連立与党の公明党の支援が得られないと当選できない議員もいるでしょうし。

2005年8月9日朝刊では、メディア各紙は、解散総選挙が、1面トップニュースです。

ただ各紙のトーンは同じではありません。その当たり、読者は丁寧に「行間を」読み、新聞社の立場を見抜きましょう。

また自分なりの意見も持ちましょう。他人にコントロールされるようでは主権者ではありません。

 野党第一党の民主党ですが今ひとつパワーがありません。とはいえ直前の東京都議会議員選挙では躍進しました。与党の公明党は「守りの選挙」でしょうが、そこは選挙上手ですから、手堅い選挙をするでしょう。共産党も党勢挽回のチャンスですが、低落傾向に歯止めがかかるのでしょうか?社民党は党存亡をかけた総選挙です。

 郵政法案に反対した自民党議員ですが、野田聖子氏を代表にした新党をこしらえ「風」に乗れば躍進の可能性もありますね。そうなれば「自民党」との連立するのでしょうか?それとも野党第一党の民主党と連立するのでしょうか?

 年金問題。医療問題。三位一体改革。イラクへの自衛隊派遣問題。過疎高齢化問題。中国や韓国との外交関係は「最悪」になっています。

 
郵政民営化解散について想う
 
 思わぬ大差で、「郵政民営化法案」が参議院で否決されました。17票差。衆議院でも5票差でしたので、[郵政民営化是非」選挙ということも確かでしょう。
 ただ国民意識としては、郵政問題は大きな問題ですが、すべてではありません。小泉内閣になって行なった政策のひとつに、「自衛隊のイラク派遣」があります。十分な国会での議論も国民的な議論もなしに、派遣が継続され続けています。サマワの情勢は日本ではあまり報道されませんが結構大変なことではないでしょうか。
 
中谷元さんも2003年9月番組で発言されていました。

http://www.nc-21.co.jp/dokodemo/whatnew1/nakatani/nakatani1.html

 
 郵政民営化問題については、山本有二さんが、今年5月に番組に出演いただきました。

http://www.nc-21.co.jp/dokodemo/whatnew1/yamamoto-y/yamamoto-y1.html

 
 また昨年7月に参議院議員を引退された平野貞夫さんにも番組に出演いただきました。

http://www.nc-21.co.jp/dokodemo/whatnew1/hirano/hirano1.html

 
 小泉首相の「賞味期限」は切れました。
 
 2001年以来「自民党をぶっ壊す」ことを事あるごとに叫んできた小泉首相。唯一の政策が「郵政民営法案」。それ以外の政策には無関心。その郵政民営化法案が否決されたら解散・総選挙もさもありなんでしょう。

 さんざんマスメディアは「改革者」の虚像をつくり上げて来ました。今回の郵政民営化法案も大企業の経営者と大都市の上層のサラリーマン層は支持しています。
 地方の市民や経営者、一次産業従事者はいわゆる「構造改革」には批判的。結果選挙になりました。悪いことではありません。民主主義にはコストがかかります。

小泉首相(2004年参議院選挙)
岡田民主党代表(2004年参議院選挙)
 
 自民党に小泉氏に代わるリーダーは現れるのだろうか?現れないから4年も引っ張ってきたと思いますね。小泉首相が退陣と共に、自民党政治も終わるのだろうか?それが「問われる」今回衆議院選挙。

 
 今回の総選挙は[国民投票的」な色彩が強いと思われます。棄権などせず各政党の政策を吟味し、9月11日には投票をしましょう。

 
(参考)2004年参議院選挙の総括を市政の1市民けんちゃんがしています。