防錆Q&A

防錆Q&A

亜鉛メッキ面の剥がれ・錆・白亜化対策

 散歩の途中に遭遇したある公共施設の亜鉛メッキ性の手摺です。さすがに30年近く経過していて、かなり表面は劣化し、見苦しい状態になっています。

①塗装した部位がチョーキング(白亜化)し、塗膜が消滅し素地の亜鉛メッキ面がむき出しになっています。

②下塗の錆止め塗料(亜鉛メッキ用の)上塗塗料との間で層間剥離しています。

③塗装が剥げ、亜鉛メッキ面に錆が発生しています。

④亜鉛メッキメ面に塗装した塗膜が層間剥離しています。

⑤上塗り塗料がチョーキング(白亜化)し、下塗塗料が露出しています。

⑥付着性の確認はできませんが、上塗り塗料が残存している塗膜もあります。

 とざっくり見て6つのパターンがあるようです。

 亜鉛メッキ面の再塗装にはカーボマスチック15jで

 従来の亜鉛メッキ面の再塗装時の塗装方法は、「錆落とし作業+エッチングプライマー+亜鉛メッキ用錆止め塗料+上塗塗料」でした。

 しかしこのやりかたでは、2から3年は付着していると思いますが、以後、時間が経過しますと、現在のような事態になると思います。

 理由は「亜鉛メッキ面の付着良好な塗料は少ない」からです。多くの「亜鉛メッキ面用塗料」は実は付着が良くありません。理由は時間が経過するにつれ塗膜が硬くなり、亜鉛メッキ面から剥離してしまうからです。

 お薦めのカーボマスチック15jは、もともと亜鉛メッキ面(新設・既設)との付着は良好です。何年経過しても亜鉛メッキ面との付着はよくて、確認した現場では25年はびくともせず、30年でも塗膜は剥げませんでした。

https://www.nc-21.co.jp/case/post_20/
(来島どっく支線25年目(カーボマスチック15J)の外観観察(今治市))

 今回の現場の亜鉛メッキ面は多様な塗膜の環境です。

 剥離した面。白亜化した面。錆びた面。健全そうに見える面などすべてに適用するのはカーボマスチック15Jだけです。

https://www.nc-21.co.jp/products/carbomastic/
(カーボマスチック15の説明)