写真家から見た日本について その1
 
 今週のゲストは、写真家の川村公志さんです。川村さんは昨年移動式個展である「移動写真展」を全国で開催されていました。
 今日のテーマは「写真家から見た日本について その1」お話をお聞きします。
川村さんはワゴン車で走行され日本を走破されました。車の運転マナーや技術で各地域での違いはありましたか?また事故の危険性はありませんでしたか?
やっぱり、死亡者率ナンバーワンの北海道はやっぱり飛ばしますね。人は穏やかですが、距離が半端ないので自然とスピードがでるんでしょうね。
北海道で僕の車を追い越さなかった車はいないんじゃないでしょうか。
スタジオ収録の様子です

収録の様子です。川村公志さんは、自分の言葉で、行動に裏付けられたことをはっきりと語られました。

「行動こそ言葉」というのはまさに川村公志さんそのものであると思いました。

 一方沖縄はどうなのでしょうか?
 あと、沖縄の離島は沖縄タイムというのが存在してるくらい、のんびりでスピードもビックリするスピードです。
全国の地域を廻られていて、高知について「こうすればいいのに」とかいうことは思い浮かびませんでしたでしょうか?
 廻りながら思いついたこともあります。以前から思っていたこともあります。
 高知は車社会なのですね。高知市と県が商店街一帯の駐車場を買い取るか、大規模な駐車スペースを設ける。
県民割引、学生割引、休日割引、商店街での買い物者につき一時間無料、等)駐車スペースと言うのが大事なものではないかと思いますね。
 全国廻っていますとその地域では同じ規模の市がいくつか近所にあったりします。高知県では都市といえるのは高知市しかありませんね。
 高知市集中型ではなく、分散型街作り、南国、中村、安芸、等の街の発展。
 地方の方も力はありませんが、町、村の確立が必要です。補助金もらって町、村の合併ではなく、独自に町、村の魅力を売り出すことも大事だと思います。
 今の時代なら「スローライフ」ということもあるではありませんか。
福井の海。日本海です
茨城県の風景です。水郷でしょうか。
 今の時代だからこそ「田んぼ生活」などがむしろ良いのではないでしょうか。どんどん売り出していただいたら、凄く良い高知が異なる視点から見えて良いのではないでしょうか?
 大学の少なさや、若い人の住みやすい街作り。
結局は若い人に高知を好きになってもらい、根付いてもらい、子どもをつくって家族をこしらえて住んでもらう。
なにより、今の事より未来の事を考えたら、まずは少子化対策ですよ。
いいかげん、人口少ない県ナンバー3なのに
 川村さんは都市部(東京)からのUターンですが、高知へ帰ろうと強く思われていたのでしょうか?
 高知が好きなんです。高知で生まれ、ともだちや身内がいるからですね。東京で生まれたら東京が好きだと言うでしょう。また今後東京などへ行って仕事もするかもしれませんが、自分の居場所としては高知です。
 子供達の写真が多いと思いましたが、何か気付いたところはありましたか?
南国と、北国、地方と都市部では子供達の気質には違いがありますか?
それとも違いはないと言えるのでしょうか?
茨城の子ども
静岡県の子供
 少なからず地方と大都市部とではある意味でしょううがないと思います。情報がすごく溢れてしまっている社会ですので。
 田舎の方が家に帰る家路に関しましても情報は少ないですね。いろんな見たくような情報も大きな街には流れてきますね。どうしても寂しいようなことはありますね。
 一方でお元気な高齢者の人たちも川村さんの写真にはたくさん登場してきます。写真が苦手なひとはそのなかにもいたのではないでしょうか?
 なかには「魂を抜かれる」(写真を撮られると)という冗談のような本当の話ですが・・。でも皆さんは全然かまわないようで、写真も撮影させていただきました。
 若い人がお年寄りに話しにくいように、お年寄も多分若い人と話がしにくいのではないか。本当は多分話がしたいのだろうと思いますが。
 だから人の存在を感じるだけで救われると言うことはあるはずなので、そういう意味で、僕が話しかけたことでおじいさんとかが、笑顔を見せていただきました。そう思います。
群馬県にて
青森県にて
 川村さんは「この旅は1人の力ではなく多くの人達が支えていただいた。」と写真集に書かれています。全国各地の人たちとの交流は今でも、続いているのでしょうか?
 そうですね。僕のホームなどを通じまして交流はあります。よく一期一会とか言いますけれども、それだけではありません。せっかく知り合いましたので、その縁を大切にしたい。
 今でもそういう人たちとの繋がりたいし。今年の春以降はこの写真集を積んで移動個展2週目というのをしてみたいです。全国の人たちに「お礼参り」もこめて。写真集も各地においてまわりたいです。
 それも含めて旅をしたいなと思っています。
新潟での移動写真展にて
金沢市での移動写真展

*ホームページに掲載しています「移動写真展関係」の写真は川村公志さんの許可を得て使用しています。
川村公志さんのホームページアドレス

http://www.kawamuratakashi.com/

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