現代結婚事情
 
 今週のゲストは高知結婚応援団団長の楠瀬由美さんです。楠瀬さんはくすのせゆみブライダルの代表者も勤められています。
 今日のテーマは「現代結婚式事情」についてお話をお聞きします。最近はだんだん晩婚になっているようですし、未婚率も上昇しているようです。
結婚式のことをお訪ねします。最近の結婚式は仲人を立てない形式が多くなっているのでしょうか?また結婚式のやりかたは昔と比較して変化はあるのでしょうか?

 仲人をたてない形態がかなり多くなってきました。100件結婚式があれば、9割5分は仲人はいないと思います。


 それは全国的な傾向です。神前式が、教会のチャペルでしたり、宗派を問わず、人前式というのもございます。2人だけで海外で挙式したという例もあります。新婚旅行をして、高知へ戻って家族と親戚だけの披露をしたとか。多種多様になっていますね。

楠瀬由美さん
 結納などはどうなっているのでしょうか?個人的なことですが、私の場合は、27年ぐらい前に結婚しました。家内が沖縄、仲人は大阪、結納は東京でしました。それで結納の品を東京のデパートで購入しましたが、その意味が双方の親もわかりませんでした。そういう知識はどちらで学べば良いのでしょうか?
 私もことがわからずに、親がのし屋さんに行きまして、結納の品を購入してきましたので。結納の当日はなんだかわからなくて終わりました。
 のし屋さんに行かれれば、ちゃんと意味を教えていただけます。地方によって習慣も異なりますし。
 結婚式のお祝儀の金額についてお尋ねいたします。招待された相手に失礼のない金額について原則はあるのでしょうか?相場と言うものはあるのでしょうか?
 相場ですよね。都会が高いかと言えばそうでもありませんし。高知のほうが3万円くらいという話も聞きます。田舎の方はどうだったか。と言いますと5千円だったり、1万円だったりします。やはり「距離」ではないかと思います。
 関係はどうなのか。新郎新婦とどういう関わりをしていたのか。その価値観で金額は異なりますね。レストランで軽いパーティで会費制でやればそれで良いですし。様々なので、「こうですね」というところはありませんね。
 結婚式の費用についてお訪ねします。今は平均どのくらい費用がかかるものなのでしょうか?また費用の負担は、結婚する本人たちと、親のどちらが多く負担しているのでしょうか?
結婚式の形態は多様化して来ています。楠瀬由美さんのホームページより。
 費用はどれぐらいと?と言われましてもいろいろですね。結局結婚式をされない方もいますし、写真だけ撮られた方もいます。沢山招待されましたら、そのぶんご祝儀も集まります。会場でのお料理などに費やされますね。
 ですから自分達の考え方でなされています。とはいえ、幾らかは、親が子どものためにいくばくかの費用は用意をしています。そういうところなども親御さんが関心があるかないかでしょう。
 そういうところに親御さんも関心が無く、晩婚になり両親も年金生活者ですから、費用などは代わるでしょう。いろいろ皆さんお立場があるでしょうが、結婚式も結納もきちんとしていただきたいですね。
 楠瀬さんが思い出に残る結婚式はありましたか?おかまいなければご紹介ください。
 ありますよ、一杯あります。皆に私はどうして元気なのですか?とか、人のために走り回るのですかときかれます。
 そういう結婚式や披露宴を数々見てきていますので、「ああいいな」と思うことがあるからですね。わたしの友人も昨年結婚しました。40歳同士でした。友人で結婚式が一番最後でした。披露宴とか、双方のご両親におことわりなどもしました。それだけこちらが背中を押しませんと結婚しなかったのではないかと思いました。
 「大丈夫だよ」と言わないと結婚しない人が多いようですね。それだけに感動的な結婚式でした。
楠瀬由美さんのホームページ      http://www.inforyoma.or.jp/takasago/kusunose/welcome.htm