中山間地域における高齢者居住のあり方は?
 
今週のゲストは高知県政策総合研究所の沢近昌彦さん、宮武禎さんです。今日のテーマは
「中山間地域における高齢者居住のあり方は?」です。日本において少子高齢化への対応が大きな課題といわれていますが、全国2番目に高齢化率が高い「高齢者先進県」高知としてこの問題にどのように取り組んでいけばよいでしょうか。
 25%gが高齢者県です。課題はありますが、「住まう」ことに焦点をあて、中山間の現実が大変きびしい。店舗もなく自宅の周りの生活基盤がなくなる心配があります。
自宅に住むのが難しくなります。そうすると自宅同様の施設が必要です。収容型の施設ではありません。
室戸の友人は自宅の倉庫を改造、グループホーム計画しています。かえって介護保険制度が邪魔をしているような感じです。
室戸の社会起業家を支援しよう」のコーナーを参考ください。
省庁間の対立がありましたが、高齢者の住宅は生活基盤そのものです。最近では「総合的」に取り組むようになりました。国も県も枠をこえて取り組もうとしています。
最近、介護保険の見直しにより保険料の値上げられるなど、高齢者介護、居住の課題
が様々取り上げられていますが、研究により判った中山間地域における高齢者居住の課題は何でしょうか。
隔離された施設でなく、コミュニティをどうこしらえることですね。
高齢者は最後まで人間らしく生きるためには、施設においても在宅においても「住まう」という観点が非常に重要になってくると思います。現在、高齢者居住のあり方はどのようになってきているのでしょうか。
施設においては、入所すると言われてきました。ケアもそうです。今は施設においても
  住まうという観点が出てきました。京都大学の富山先生を招きました。
  それは特別養護老人ホームの個室化を推進すべきと提唱しました。施設の中に個室と
  共有部分をうまくこしらえる。そうした発想が最近ようやく取り入れられてきました
最近、高齢社会の進展を受けて、高齢者の力をもっと引き出すことによって活力ある
社会を再構築しようという考え方や動きがありますが、このためにはどのような施策を打って行けばよいでしょうか。

2002年の取得した「2級ホームヘルパー講座」での実習風景。

南国市後免町商店街に車椅子で繰り出しました。介護する側、される側の立場で街の様子を観察しました。

普通に歩き、車で通過する風景とは、全く異なる街の姿を感じることができました。

最後まで人間らしく尊厳をもった人生が送れる支援をしたいと考えています。