インターネットはメディアになるのでしょうか?
 
今週はIT関係の会社を経営されている宮本裕士さんにゲストで来ていただいています。今日のテーマは「インターネットはメディアになるのでしょうか?」です。
 インターネットの情報量は膨大なものです。私も調べたいものがあるとき、検索エンジンと言われるGoogleYahhoで気軽に調べることができます。世の中ブロードバンド時代になりますと、画像の転送が容易になり、動画や音声も含まれるそうです。テレビ、ラジオ、新聞と対等なメディアにインターネットはなりえるのでしょうか?

現在の高知県の地域メディア事情は、高知新聞社高知放送、など高知新聞グループの力が異常に強いことです。現に高知シティFMケーブルテレビの番組欄は高知新聞には設置されていません。沖縄タイムス四国新聞にはあります。高知のメディア事情は高知新聞の「おかげ」で立ち遅れてしまいました。それを打破する手段はありますか?

「高知新聞は創刊100周年を契機に地域独占メディア体質を改めよ」は こちら

 http://www.nc-21.co.jp/hoeru/kochinews.htmlけんちゃんの吠えるウォッチング

メディア同士発展を助け合っていくべきなのに、おかしい現象ですね。県内のメディアで働いている友人も居ますが、メディア関係で働いている人達が進歩的な考えを持っているのかといえば、必ずしもそうでなくむしろ閉鎖的で保守的だったりもします。でもそんな保守的な人たちがどう考えていようとも、紙を媒体とするメディアや送信アンテナのみで行われている一方通行の情報発信は、いつの日か必ず過去の遺物になる日が来るはずです。そういった場合、内部から体質改善ができないところは、外部からの圧力を待つしかないですが、外部からの圧力がかからなければ、変われないようなところは、恐らくそんな波が来たときには生き残れないと思います。多分、保守色が強く、自己刷新ができないようなメディアは、打破するまでもなく、時代に淘汰されていくと思います。
検索エンジンで調べるとき、どうしてもトップのページに目が行きます。どうすれば Googleなどの上位になれるのでしょうか?なにか技術があるのでしょうか?

ロボット系の検索機とそうでないものでは、若干違ったりしますが、Googleあたりについては、まずアクセス数の多いサイトにリンクをしてもらうことです。無料でやりたいなら、適当なキーワードで検索して、上位に来るサイトに相互リンク等をお願いすればいいでしょう。そのサイトのおこぼれに預かるということになります。あとは、キーワードをMETAタグ等を使って適切に記入することと、できるだけさりげなくHP内にキーワードを繰り返し記述しておくことです。検索機の上位にHPを持っていきたいと、サイトの管理者なら誰しも思います。

この件については、検索機管理者とサイト管理者のイタチゴッコのような部分があります。クローンサイトを作るとかいう手段をあまり露骨に講じると、スパムと見なされ、逆に検索機から削除されてしまうこともあるようですから、十分注意して行ってください。結果については責任は負えませんので、あしからず。

テレビも数年来にデジタル化します。携帯電話と動画が一緒になっているものや、パソコンと電話が一体になったIP電話も登場しています。なかなかついていけないのですが、自分でものにするコツはありますか?
 まず使ってみることだと思います。携帯だって全ての機能を使いこなしている人なんて、ほとんど居ないと思いますが、それでもほとんどの人は十分満足しているから流行って居るんでしょう。多分、パソコンにしろIP電話にしろ、自分の目的にあった使い方さえできれば十分便利に使えると思いますし、そうなれば自分でものになったと言えるんじゃないでしょうか。それでもまだものになったという満足感が得られなければ、到達目標が高い人ですので、自分が満たされるまで、マニュアル片手に使ってみればいいと思います。そういう人はいつか達人と呼ばれるようになるでしょう。
沖縄県が15億円かけてこしらえたホームページはどう思われますか?
  フラッシュ・バックが最近のホームページには多用されていますが宮本さんの見解は?
良いんじゃないでしょうか。ただ自分はアクセスしてみようとは思いませんが。ISDNやダイアルアップで繋げておられる方は、私の家の環境よりもっと遅いと思いますので、多分同じ思いを抱くと思います。人間は機械に長く待たされることは耐え難いことのようです。
http://www.wonder-okinawa.jp/
 フラッシュ・バックとかの最新の技術を使って、HPを作り上げることは悪くないとは思うんですが、まだほとんどの人が光ケーブルで繋がっているというような環境ではありませんから、アクセス数や各ページのヒット数はのびないような気がします。そういう意味で、このサイトのコストパフォーマンスは低いと思います。
フラッシュ・バックの技術自体、まだこれからの環境がきちんと整ってからのものだと思います。
自分としては個人のページなんですが、
土佐の高知の播磨屋橋で
http://www.hi-ho.ne.jp/japan/kochi_1998/index.htm
のサイトのように、全ての人が快適にアクセスできるような工夫がされたサイトの方が好きです。HPって自分が欲しいと思う情報が得られれば良いわけだから、『重たい動画や音声が出なければいけない』という人は少ないはずです。
 テキストベース(文字主体)で見やすく、どのような接続環境の人にも楽しめる工夫がされているからですね。
多チャンネル時代同様、メディアも分化しているのでしょうか?
  ゲーム、テレビ、インターネット、電話、DVD、ラジオなどは融合し、そして新たなマルチ・メディアになるのでしょうか?

*  その大きな波へ飲み込まれないための個人の自衛策はありますか?

有り余る情報が氾濫している時代ですから、自分にとって有益な情報を、的確に取捨選択することによって手に入れなければなりません。どの情報が正しいかというような判断がきちんとできるように、日頃からよく考えておくことだと思います。