ノーマライゼーションの社会を目指して
 
今週のゲストはOPEN HEERT 代表の宇賀恵子さん,メンバーの松本和子さん山本由圭さんに来ていただきました。今日のテーマは「ノーマライゼーションの社会を目指して」です。
 障害の有無に関係なく、人間として尊厳のある社会であるべきです。すべての福祉の理念はそうです。しかし現実との乖離は大きいものがあります。
 「このまちでいつまでも暮し続けたい」という願いこそが、ノーマライゼーションの考え方ではないかと思います。隔離された施設での生活でなく、都市で生活し、買い物をし、働き、遊ぶ生活をすることです。
 そのためには高知市民の意識も変えなければなりません。具体的な広報活動はOPEN HERATとしてされていますか?
 
宇賀 ひとつは映画上映を3月14日にしました。映画上映を通じていろんな人に、映画を通じて障害をもった子供たちのことと、わたし達の活動のこともPRさせていただきました。
 
映画は「朋の時間」という横浜市の施設のドキュメンタリーですね。
 

宇賀 そうです。
3月14日に上映されたのですね。
宇賀 そうです。この映画を上映させていただきました。
そのほかに広報活動などはされているのでしょうか
宇賀 わたし達もホームページをと思っていますが、まだそこまで行っていません。会員のなかで、住環境ネットワーク高知の事務局の佐々岡さんのホームページのなかに、OPEN HEARTのことも取り上げていただきました。
 昨年の7月にOPEN HEARTを結成され、学習会を何度か開催されていますね。今年3月に「朋の時間」の映画の上映運動をされました。また先進施設の見学もされ、その報告会や報告書もこしえられています。
 土佐備長炭の加工や販売活動なども加わったようですね
 仲間を集い、自主運営の日中活動広場を開設し、養護学校卒業生を受け入れ、小規模作業所にステップアップすると方針にあります。プログラムを充実させ、社会福祉法人化をめざすとあります。現段階はどの段階なのでしょうか?
宇賀 それがはりまや橋商店街のなかで、西岡謙一さんと活動している土佐備長炭の加工品の制作と販売です。
「今出来ることからやろうとすることが大切」と書かれています。
皆様の今年の目標はどんなところにありますか?おかまいない範囲で聞かせてください。
宇賀 今後は日中活動活動の目標の一つとして、炭を活用したことをしています。交流会や学習会もやります。
将来は社会福祉法人がいいのか、NPOがいいのか検討していかない課題ですね。いろんなことを勉強をしなければいけませんね。
以前番組に出演いただいた竹村利道さんも「障害者自身が稼いでいく発想が大事。
それが地域経済の発展にもなる」と言われています。障害者は可哀相だから、100%行政が面度を見る。施設側もそれに甘えてしまっちところがありました。これからはそれではいけないと言われています。障害者施設で制作されたものは「売れなくても良い」という考え方が主流でした。宇賀さんたちも竹村さんと同じ考え方ですか?

収録の様子。白髪頭のけんちゃんの正面が宇賀恵子さん。その隣が、山本由圭さん。

 けんちゃんの隣が松本和子さんです。皆さんの真剣な話しに聞き入りました。

宇賀 わたし達も竹村さんと同じような思いをもっています。特にそれを思いましたのは、はりまや商店街のなかで、備長炭の加工品販売をモニター的にさせていただきました。
 ある一人の女性の方がお箸置き用の備長炭を「これはすごく綺麗ね」と購入していただきました。その方はわたし達障害者グループが造ったから購入されたのではありません。同情ではなく、品物を見てよかったから購入いただきました。
 それで購入していただいたあとで、実は「障害を持った子供たちとこういう活動をしています。」と言った時に、「わたし達も協力いたしましょう。お友達にも広めましょう。」と言っていただきました。
 それがすごく嬉しかったです。わたし達も障害があっても人としてきちんとしたことが出来れば、理解いただけると思いました。もっともっと社会のほうへ出て行かなければと思いました。
 このことも西岡さんところで学ばせていただいています。
山本 障害者ということに甘えることはなく、自分達で出来ること。障害者だからこれが出来ない、これがいけない。ということではなく、もっと前へ出ていろんなものをも見てやっていきたいと思います。
松本 いつまでも子供の笑顔をみたいので、いつまでも自分達のできることは 精一杯やっていきたいと思っています。
今出来ることからやろうということで、OPEN HEARTの活動の第一歩が始まりました。周りの人達が変わりつつあるということは、自分達が変わったということなのでしょうか?
障害者も利用できるヨット(アクセス・ディンギーです) ヤ・シーパークでは車椅子利用者の海水浴も実施されています。

宇賀 そうです。すごく自分達も変わりました。
以前と比べ、ご自身やお子さん、家族も人達も変わりましたでしょうか?
宇賀 そうですね。少しずつ思いが伝わり、変わりつつあると思います。
 そういうことで皆さん方も社会へ入っていく、交流を社会と深めていくことが、ノーマライゼーションと言うのだと思います。
宇賀 そう思います。障害者の親にもバリヤがあるでしょうし、健常者の親にもバリヤがあると思います。それが上手く繋がっていくことが、バリヤフリーになっていけることであると思います。
 障害者の人達同士でも、障害の種類によってバリヤがありました。OPEN HEART
はそれぞれの障害を乗り越えるサークル活動から始まりまして、大きな目標を達成するために進んでいるのですね。
宇賀 そうですね。
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