橋本知事との関係の再構築は？
最近３回の高知県知事選挙では、自民党高知県連が推薦した候補者が、すべて現職の橋本大二郎知事に敗れています。県議会でも「是々非々」の立場であるようです。国民政党である自民党と県政のリーダーである知事とが対立ばかりしていては、高知県にとっては良いとは思えません。
自民党県連の現在の立場はどうなのでしょうか？橋本知事との関係修復は出来たの でしょうか？橋本知事に反発する強硬な意見の県議もいたのですが・・
また自民党県議団の方も、３度選挙をして一敗地にまみれて、選挙という県民の審判を仰いでの結果ですので、お互い大人にならざるを得なかったと思います。
そんな意味で、融和がなあなあや馴れ合いではなく県民本意の融和でなければなりません。言うべきはいうし、いたずらに攻撃的になるのではない。ということを明らかにしておきたいと思います。
ここで忘れてはいけないのは幡多地域の３市である四万十市（旧中村市）、宿毛市、土佐清水市）は人口も減っています。景気も悪いです。高知市周辺の７０％、６０％という企業収入も、個人収入も落ち込んでいます。
そう考えますと「置いてきぼり」になっているのではないか。高知県政から物理的に遠いばかりでく、なんにもしてくれていないのではないかと。言わば被害意識や焦燥感が、橋本知事への批判になって票にあらわれました。今後私としましては、県政において、幡多郡、そのほ高知県西部の困った地域へ、県政が熱い思いをしていただかないとまた同じように批判的になりやしないかと心配しているところです。
県連は県議会の議員を中心に総括は何度も行っています。そのなかで自分達の力は足りなかったとのことです。こうすれば、ああすればいくつもありました。しかし答えは、橋本知事の圧倒的な人気。スター性。それによって我々はどうしようもなかった。
全国的にもこういう形の知事選挙が多くなりましたし。我々としましても謙虚に受け止めて誠実な県政運営に図っていくことを総括させていただいています。
橋本知事はあと３年の任期です。任期をまっとうすれば｢５期」１６年高知県知事を務めたことになります。常識では次はないだろうと考えますが、後継者問題や、｢ポスト橋本知事」については山本さんはどう考えるのでしょうか？
グローバル化していますので、地球規模で物事を考える人。更にはＩＴ革命が起こりまして、ＩＴ産業以外は好況という産業がない以上は、新しい産業を思い切り鷲づかみできるようなそんなＩＴに詳しい人。
外国にも詳しく、ＩＴにも詳しく、そして高知を愛する人。しかしかつまた欲を言えば、橋本さんのように人気があって若いという人を後継者としたいと私は願っています。
2004年知事選挙最終日の様子 橋本大二郎候補です。
松尾徹人候補の最終日の様子です。
橋本知事は組織や団体の組織的な支援を跳ね返すだけの個人の魅力、カリスマ性がありました。｢スーパースター」であったと思います。いつかは橋本県政も終わりがきます。その歴史的な評価はいつかはされるでしょう。
橋本知事と選出国会議員の皆様とは、協議や連携はされているのでしょうか？
ともに｢高知県代表」として、力をあわせる必要があると思いますが・・
そのように各県選出国会議員の皆様は、それぞれの思いで、橋本知事との協議をしています。今後は自民党県議団と橋本知事が一堂に会して政策協議や、懇親を深めたと聞いています。そのような形で未来志向で、過去のいざこざは置いて、知事が県民のためにお互い何が出来るのか。そういう場をこしらえるために呼びかけてみたいと思います。
