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津波避難タワーのメンテナンスは10年ごとに必要ですね

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  国土強靭化法や南海地震対策特別措置法の関係で、高知県沿岸部には現在110基の「津波避難タワー」と言う施設が急ピッチで建設されています。工事費用は1基は小さいもので1億円。大きなものでは2億円ぐらいかかっています。

 

 津波の衝撃に耐えられるように、基礎を深く打ち込んでいます。取りあえずは沿岸部地域の住民には安心安全の施設になっているようです。

 

 心配なのは写真の津波雛タワーは亜鉛メッキ性であるということですね。沿岸部であれば、海塩粒子の影響は確実に受けますので、亜鉛メッキは消耗し、早ければ10年程度で錆が発生するでしょう。(メーカーは耐用年数は40年ぐらいと標榜していますが、ドブ漬けの厚さが問題。亜鉛メッキが薄くて、海に隣接しておれば予想外に早く錆びますね。)

 

 亜鉛メッキと相性が良く、防錆力がある防錆塗料を塗装する手立てをしておかないといけませんね。ちゃんとしたメンテナンスの計画をたてているのでしょうか?そこまで頭が回っていないようですね。

 

 10年なんて「あっと言う間」ですからね。安全・安心な施設というものは、人が住んでいる限りは永久に維持管理しないといけないのですから。

 

 ローマ帝国時代の社会基盤である道路や橋や水道は、500年間維持していたと言われています。「国家100年の計」と言います。地震防災、津波防災に関しては、最低100年単位で物事を考えるべきです。南海地震は100年に1度の周期でおきているからです。記録では6000年間で25回巨大地震な南海地震が起きているのですから。

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