防錆塗料販売

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長期防錆をお考えなら…

カーボマスチック

カーボマスチック15は、錆の残存があっても腐食面に浸透し強固に付着、保護する塗料。厚膜タイプであり、3種ケレンで長期防錆が出来ます。

メンテナンス塗装に革命をもたらしました。

電力、港湾、橋梁、建築、プラントなど、全世界で幅広く使用されています。

カーボマスチック15WGは冬型硬化剤を使用。外気温が10℃以下の場合のご使用をお勧めします。

カーボマスチック
販売価格(税込)  
カーボマスチック15 10kg 一般用 / 冬期用(15WG) 30,360円(消費税込)
仕様

表の右側が隠れている場合は、表を横へドラッグさせてご覧いただけます。

  カーボマスチック15 カーボマスチック15WG
カーボマスチック 浸透性厚膜エポキシアルミ塗料
主な特長 長期防錆 錆面浸透性 旧塗膜と接着良好 従来の冬期用よりは乾燥が早い
標準膜厚 刷毛 70μ エアレス 125μ 刷毛 70μ エアレス 125μ
乾燥時間 10℃/72時間 20℃/24時間 30℃/16時間 5℃/48時間 10℃/24時間 20℃/8時間
可使時間 10℃/4時間 20℃/2時間 30℃/1時間 5℃/3時間 10℃/2時間 20℃/1時間
シンナー カーボマスチックシンナー カーボラインシンナー2
主な下塗り 錆面/重防食下塗 亜鉛めっき面/上塗りとしても可 直接、旧塗膜面、亜鉛メッキ面
主な上塗り

直接塗装 旧塗膜面 亜鉛めっき面

カーボタン234HS、カーボタン233HB

カーボタン234、カーボタン234HS
塗料単価 10kg:30,360円(消費税込) 10kg 30,360円(消費税込)
  カーボマスチック24 カーボマスチックカラー2
カーボマスチック 厚膜型エポキシウレタン塗料 浸透性エポキシ樹脂塗料
主な特長 低温硬化性 錆面浸透性 厚膜性 調色可能 作業性良好
主な用途 錆面 重防食下塗り 中塗り。上塗りとしても可能 錆面/重防食下塗り 中塗り 上塗りとしても可能
標準膜厚 刷毛 70μ エアレス 125μ 刷毛60μ エアレス100μ
使用量 刷毛200g エアレス440g 刷毛190g エアレス370g
乾燥時間 5℃/18時間 10℃/12時間 20℃/5時間 5℃/36時間, 10℃/24時間, 20℃/12時間, 30℃/6時間
可使時間 5℃/6時間  10℃/5時間 20℃/4時間 5℃/12時間, 10℃/10時間, 20℃/5時間, 30℃/3時間
主な下塗り 直接 無機ジンク(カーボジンク11など) カーボマスチック15
主な上塗り カーボタン233HB、カーボタン234HS カーボタン233HB、カーボタン233HS
シンナー カーボラインシンナー72 カーボラインシンナー25
塗装環境 -7度~27度 10度~30度
塗料単価 10kg 26,895円(消費税込) 10kg 27,995円(消費税込)ー 淡彩色
カーボマスチック15は何故優れているのか?

全国の皆様から様々な質問が寄せられています。

その質問内容に基づいて浸透性厚膜エポキシ樹脂塗料「カーボマスチック15」の説明をしたいと思います。

コンセプトはメンテナンスの革命

カーボライン社の開発した防錆塗料全体に言える「思想」であります。日本に「カーボマスチック15」が上陸した30年前は、日本全国各地では新設橋梁や道路など鉄構造物建設の最盛期でありました。

その当時は社会全体が「行け行け」の時代であり、海外プロジェクト受注も盛んであるので、維持管理することの「メンテナンス」に関しては無関心でした。高度成長時代の余韻がまだまだありました。

しかしこしらえた構造物には寿命があり、きちんと維持管理をしなければたちまち鉄構造物は錆びて劣化します。時代の背景が「いけいけ」であったことと、社会制度上新設が優先優遇され、維持管理は後回しになる(東京タワーなどきちんと観覧料金を徴収していれば別)傾向は公共の鉄構造物全体に見られました。

とくに地方公共団体管理の鉄構造物にその傾向がありました。その理由は新規の公共工事には半額の国の補助があり、残り半額のうちまた半分程度は地方債(借金)の発行も認められていました。

一方維持管理費用は全面的に地方自治体持ちである状態でした。財政逼迫の今日地方自治体に余力があろうはずはありません。そうした「やんごとない事情」から後回しにされ、公共財である鉄構造物は風雨にさらされ錆が進行し、危険な状態になっているものもあるのではないでしょうか。

1989年にメーカーの担当者と全国のカーボラインのディラーがアメリカのセントルイス市にあるカーボライン本社を訪問したことがありました。わたしも参加しました。その研修の中でカーボマスチック15の開発者の話もありました。随分前の話しですので少し記憶があやふやな箇所がありますが、こういうことを言われていました。

「鉄面を長期に守るためには厚膜型で、溶剤含有率が少なく、塗膜が硬くならなくて柔軟性がないといけない。旧塗膜を選ばず、グレードの低い素地調整で塗装できる塗料の開発が必要であった。」 「ノウハウは錆へ深く浸透していく作用だ。これが1番の要である。これによりカーボマスチック15は他の塗料の追随を許さない防錆塗料になることができた。」

この2つのカーボマスチック15の特色が全世界で評価され、今日に至っています。

日本でも他メーカーが「類似品」を発売しています。すべて目標は「カーボマスチック15」であり、今でも他社品の追随を許していません。

錆への「浸透性」においては歴然とした差があります。

  • 錆への浸透性が防錆力の証です

    錆への浸透性が防錆力の証です

  • 厚膜とアルミの含有も強い防錆を引き出します

    厚膜とアルミの含有も強い防錆を引き出します

カーボマスチック15は誰が塗装しても失敗のない防錆塗料です。

刷毛やローラーなど日曜大工店で購入した塗装用具で、市民の皆様でも正しい塗装方法を遵守し塗装されれば良い結果を出します。

鉄構造物などでも施工技術に優れた塗装業者が施工すれば、良い結果を出します。特殊な機械は必要ではありません。

  • ガソリンスタンドを経営されている有限会社コナガヤ小長谷政博さん

    ガソリンスタンドを経営されている有限会社コナガヤ小長谷政博さん

  • 神奈川県湘南地方のYさん

    神奈川県湘南地方のYさん

また「責任施工体制」で防錆塗装するのではなく、塗装のノウハウや塗料についても情報公開されています。

ですので、防錆塗装で質問されたいことがありましたら、ご気軽にご相談ください。(私の知識で回答できない質問もあるでしょうが、その場合にも必ずお返事させていただきます。)

カーボマスチック15のと他社製品との性能比較は?

お客様からの問い合わせがあった場合、私が知らない塗料も多いようです。塗料メーカーの塗料であれば、日本塗料商業組合が発刊している塗料名鑑などでおおよそのことは調査できます。あるいはその塗料販売者がホームページなどを開設していれば、それを閲覧することでおおよそ該当の塗料の様子が「わかる場合」があります。

しかし困った問題も多くあります。

  1. 1)お客様の今まで使用した塗料や、購入を検討している塗料が、「効能書きが素晴らしい」けれども、性能その他がわからない。事例があまりに多いことです。
  2. 2)また「カーボマスチック15との比較表をこしらえてほしい」というご要望も少なからずあります。しかし以下の理由で困難です。
  3. 3)カーボマスチック15は、性能表などは公表しています。しかし多くの防錆性能が高いと自称している塗料は公表していません。ですので比較表はこしらえることができません。
    (比較広告の手法からすればこしらえたいのですが・・・作成する方向で努力します。)

それでこういう風に考えていただきたいのです。

  1. 1)そもそも性能表や塗料の性質について情報公開していない塗料は怪しい。そう考えてください。
  2. 2)公表している塗料メーカーや販売会社も、自社製品の強みだけしか公表していない事例が多いようです。その場合防錆塗料の性能で重要なデータがあります。

「耐水性」と「耐塩水性」と「ソルトスプレー(塩水噴霧)です。

●カーボマスチック15の場合
  • 耐水性は 水道水6ヶ月間異常なし。です。
  • 耐塩水性は 3%食塩水で6ヶ月間異常なしです。
  • ソルトスプレーは 3000時間異常なしです。
●「耐水性」と「耐塩水性」と「ソルトスプレー(塩水噴霧)のデータで他社品と比較してください。
ソルトスプレーのデータだけでもかまいません。
他社品と比較
カーボマスチック15の7つの特長
1. 錆にしみ込む「浸透性樹脂」

現実に即し2~3種ケレンで対応

2. 水が浸透しにくい「迷路効果」

アルミフレーク含有にて耐久性大

3. 厚塗りが可能

塗装回数の低減が可能

4. エポキシ樹脂の高性能

高性能でありながら簡便

5. あらゆる旧塗膜の上に塗装できる

活膜ならば可能。コスト削減に貢献

6. 亜鉛メッキ面にも優れた付着性

特殊な表面処理は不要

7. VOC規制(有機溶剤使用規制)合格品

米国におけるVOC規制の現状について

鉛、クロムは含まない

  • 錆への浸透性が防錆力の証です
  • 厚膜とアルミの含有も強い防錆を引き出します
カーボマスチック15の塗装方法
1. 缶の開封について それぞれ攪拌作業

カーボマスチック15の基剤(4.5キロ)、硬化剤(5.5キロ)の缶の上部を缶切(皮スキのような金属へら状のもの)で開封します。3面切ります。缶の上部に小さな丸い口があります。そこを空けて混入しようとしましても、それぞれの塗料の成分をよく事前に混ぜてからではないと、正しく硬化反応いたしません。つまり上部には比重の軽いものー樹脂分が、底には重いもの顔料分がたまります。

缶の上部を大きく開けかき混ぜる理由は、塗料のバランスからも必要です。万が一、「皮張り」している可能性があります。その場合は皮を取り除いてはいけません。皮を含め、根気強く、基剤、硬化剤とも棒などで、混ぜてください。

2. 水平なところで、別に缶を用意します

上部4隅を切った灯油缶やミルク缶などを用意します。まっすぐな棒も用意します。缶の中で調合しますので、棒にマジックなどで、 等分に印を着けます。先に(どちらでもいいですが)硬化剤を印のついたところまでそそぎます。OKなら次に基剤を印のついたところまでそそぎます。そのやりかたで、容積比率で「1対1」で混入が完成です。

水平なところで、別に缶を用意します
3. 基剤、硬化剤ともそれぞれ、棒のようなもので、よくかき混ぜます。

樹脂分は軽いので上部に、顔料分は重いので下部に沈殿しがちです。混入するまでにそれぞれ、よくかき混ぜてください。

*現場作業では電動の機械で軽く混ぜています。

基剤、硬化剤ともそれぞれ、棒のようなもので、よくかき混ぜます。
4. カーボマスチック15の塗装

いよいよ塗装ですが、通常のアルキッド塗料と同じです。厚めにつきます。エポキシの厚膜タイプですので、「刷毛目」や「塗りつぎムラ」は出ます。「性能塗料」と割り切ってください。

塗り漏れ

*塗り漏れ、薄膜にならないように丹念に塗装してください。

また二液混合型塗料です。翌日に使用されることは避けてください。今日調合した塗料は今日中に使いきってください。そのため必要量だけを混合し、使用してください。

可使時間
  • 5℃ (WG冬型 3時間)
  • 10℃ 4時間(WG冬型 2時間)
  • 20℃ 2時間(WG冬型 1時間)
  • 30℃ 1時間
硬化時間
  • 5℃ (WG冬型 48時間)
  • 10℃ 72時間(WG冬型 24時間)
  • 20℃ 24時間(WG冬型 8時間)
  • 30℃ 16時間

二液混合型の「性能塗料」でありながら、カーボマスチック15もラストボンドも取り扱いは複雑ではなく、要領通りに塗装作業をすれば、塗装のプロではなくても期待できる防錆性能が出ます。もちろん「塗装のプロ」の皆様も長年のご愛用で「防錆力は間違いない」との信頼を得ています。

カーボマスチック15のメカニズム
1. 錆は活きている

鉄の錆は、ガサガサの空間を形成しています。この空間には、空気(酸素)と水分が含まれています。 錆の上に、錆面に浸透する力のない錆止め塗料を塗装しましても(ガサガサの)空間が残っている限りは、錆の内部の酸素と水分が鉄と反応して塗装した塗膜の下で錆が形成されるのです。

鉄が錆びますと、体積が膨張し、塗膜を押し上げます。また錆は機械的強度も、付着力も小さい為に、時間の経過とともに、錆層から塗膜が剥離してしまうのです。

2. 浸透性と防錆効果

錆面に浸透性のあるカーボマスチック15が、錆面に浸透しますと、錆は死ぬことになります。

*空間(ガサガサの)を埋め尽くします。錆の中に含まれる 酸素と水分をカーボマスチック15は押し出します。

その結果、鉄+酸素+水分=錆という反応が停止されます。

*次に、空間をエポキシ樹脂が埋めますので、錆は安定し、固定化されるわけです。

*更に、樹脂浸透が進み錆層の底部まで到達し、金属鉄と樹脂が直接接触すると付着力が飛躍的に向上します。この場合、樹脂の付着力が大きいほど、その効果は大きくなるのです。カーボマスチック15は2液型エポキシ樹脂塗料です。2液型エポキシ樹脂塗料は、接着剤にも使用されるように、強い接着力を持っています。

3. カーボマスチック15は何故浸透するのか

物資の性質分類の中に「親水性」と「親油性」があります。

「親水性」は、水と溶け合ったり、混ざり合ったりする性質です。

「親油性」とは油と溶け合ったり、混ざり合ったりする性質のことです。アルコールには両方の性質を持ったものもあります。

カーボマスチック15は、「親水性」を併せて持っています。

それゆえ錆面深く浸透することができるのです。 塗料原料は石油から製造されています。塗料は、通常は「親油性」しか持っていません。「親水性」を持たせるのは化学的に難しいことなのです。

他メーカの「浸透性」を標榜する塗料が、多くは「親油性」のものです。カーボマスチック15は「親水性」を持たせ、同時に長期防錆効果を実現した画期的な、浸透性長期防錆塗料であることを理解いただけると思います。

カーボマスチック15の塗装事例

以下は、高知市内の繁華街の一角にある商業店舗の屋根においての事例です。トタン屋根であり、錆も発生していました。(株)北村塗装店さんから相談を受けまして、現況写真を見せていただきました。意見交換をし、以下の塗装仕様を提案させていただきました。

表面処理
ワイヤブラシ、マジックロン、パワーツールなどで、可能な範囲で錆やほこり除去します。
水洗  
真水で水洗します。高圧水洗が望ましいです。
下塗  
カーボマスチック15を刷毛とローラーで塗装します。
中塗  
カーボマスチック15を刷毛とローラーで塗装します。
上塗  
カーボマスチック15を刷毛とローラーで塗装します。
  • 現況写真

    現況写真

  • 現況写真

    現況写真

【提案内容】現況を確認し、以下の内容を提案させていただきました。
  1. 可能な限りの錆落とし作業をしてください。マジックロンなどで丁寧に錆を除去してください。
  2. 高圧水洗をしてください。錆落とし作業にて発生した錆の粉などを丁寧に洗い流してください。
  3. 十分に乾燥された後、カーボマスチック15・メタリックグレーをローラー塗装(細部は刷毛塗)してください。
  • 錆落とし

    錆落とし

  • シーリング補修

    シーリング補修

  • 高圧水洗

    高圧水洗

塗装1回めは錆層に吸い込まれます。しっかり塗り込むことで錆を抑えます。

  • カーボマスチック15・メタリックグレーをローラー塗装

    カーボマスチック15・メタリックグレーをローラー塗装

乾燥硬化後に、塗装2回目もカーボマスチック15・メタリックグレーをローラ刷毛塗をしました。

  • カーボマスチック15・メタリックグレーをローラー塗装

    カーボマスチック15・メタリックグレーをローラー塗装

乾燥硬化後に、塗装3回目をカーボマスチック15・メタリックグレーを塗装し、仕上げました。塗装前の状態からすると見違える出来映えです。

  • カーボマスチック15・メタリックグレーをローラー塗装

    カーボマスチック15・メタリックグレーをローラー塗装

カーボマスチック15の特色
  • 錆層深く浸透し、錆を固めます。
  • 厚塗りが出来ます。
  • 塗膜が柔らかく屋根の寒暖の差の収縮に耐えられます。
塗装業者さんの感想
  • 塗装1回目は素地に吸い込まれたのか塗りづらく、伸びなかったです。2回目、3回目は良く伸びました。
    膜厚もしっかりつきました。
  • 暑い日もありました。二液混合型塗料ですので、少量必要使用量だけ混合しました。
    はじめての使用(現場の技能工の皆様)でしたが、材料ロスもなくきちんと施工できました。
  • 塗装終了後、施主さんにも見ていただきましたが、大満足されておられました。
  • 施工前

    施工前

  • 施工後

    施工後

  • 施工前

    施工前

  • 施工後

    施工後

  • 施工前

    施工前

  • 施工後

    施工後