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錆落とし作業(素地調整)の重要性について

 お客様からのお問い合わせで多い項目で、錆落とし作業の有無や、程度を聞かれます。とても大事なことですので、あらためて記述させていただきます。
 
 「防錆屋」の看板製品に、「ラストボンドSG」と「カーボマスチック15J」の2つが表示されています。いずれも「3種ケレン以上で、錆層深く浸透し、錆を固め、乾燥硬化後は、原則どんなタイプの塗料の上塗りが可能です。」と記述されています。
 
 整理しますとこういうことです。
 
1)錆層や古い塗膜は可能な限り除去します。そのままでは邪魔になり、ラストボンドSGやカーボマスチック15Jが「錆層深く浸透」できないからです。
 
2)錆落とし作業(素地調整)のもう1つ大事な効用があります。それは塗装される表面に傷をつけ、表面を凹凸にすることです。
 
 凹凸にしますと凹部にラストボンドSGやカーボマスチック15Jが深く浸透し、錆層を固め、素地面と深く付着します。
 
 これは旧塗膜が健全である場合などは表面が経時変化で硬くなっています。そのままでは塗料が付着しにくいのです。ですので素地調整作業をする目的は、旧塗膜面の表面に傷をつけ凹凸にして素地と塗料面(ラストボンドSGとカーボマスチック15J)の付着を良くするためです。
 
 亜鉛メッキ面なども表面が緻密で硬いです。こちらも電動工具やワイヤブラシなどで亜鉛表面を傷をたくさんつけてください。そうしますと付着が良くなります。
 

  再塗装の場合は「素地調整」の重要性は60%あります。辛気な作業で1番大変でありますが、とても大事な作業です。