防錆Q&A

防錆Q&A

焼付け塗装後の錆発生について

Q  機械を覆う金属板(鉄面)を工場内で焼付け塗装しています。水洗いし、脱脂し、リン酸亜鉛皮膜処理をしてから、粉体塗料で、150度30分程度強制乾燥させています。塗装後に錆が発生する場合がたまにあります。考えられる要因としてはどういう事が想定されるのでしょうか?

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A 弊社は常温乾燥型の熱可塑性塗料の防錆塗料を取り扱いをしています。防錆塗料であるラストボンドSGにしろ、カーボマスチック15Jにしろ、80度までの温度にしか耐えられません。焼付け乾燥塗料(熱硬化性塗料)ではありませんので、責任ある回答はできません。あくまで「一般論」での回答になります。また参考意見として受け止めていただきましたら幸いです。


 以前弊社で工業用塗料を納品(当時は水溶性の工業用ディッピング塗料)していた時代(20年ぐらい前)に使用していました「クレームマニュアル」がありました。そのなかで

「塗装経時後に発生する塗膜異状 錆の発生」の項目を画像にしました。ご参考ください。

*工業用塗料一般のことです。あくまで参考資料です。

*社内検証されて、後は工業用塗料関係者にお問い合わせください。