防錆Q&A

防錆Q&A

溶融亜鉛メッキを溶接した後の防錆対策は?

Q  溶融亜鉛メッキの部材に太陽光パネルを取り付ける仕事をしています。
 溶融亜鉛メッキを溶接して、現地で組み立てます。溶接しますと高熱で防錆被膜の亜鉛メッキが溶け出し、そのままにしておくとすぐに錆びてしまいます。良い防錆塗料と、方法を教えてください。

 

 

A  溶融亜鉛メッキと付着がとても良い防衛塗料は、カーボマスチック15Jです。
亜鉛部材の鉄塔や、屋根などで長期間防錆効果がある成果がでています。

 参考事例 来島どっく線送電鉄塔25年目の観察  

 溶接された箇所は、電動工具(ディスクサンダー)や、手工具(ワイヤブラシ・マジックロン)などで入念に異物を除去します。除去は不十分ですと塗料が付着不良を起こしますので、除去作業はきちんとされてください。

 除去された後は、カーボマスチック15Jを3回ぐらい塗装してください。合計膜厚が200μありますと、20年程度の耐久年数はあります。以下のリンクはカーボマスチック15J刷毛塗3回目の現場の観察報告です。

 参考事例  やはりカーボマスチック15Jは優れものの防錆塗料です(再確認 四万十町)

  カーボスチック15Jは、きちんとした素地調整をされ、きちんと防錆塗装をされますと、後に塗膜が剥げたり、めくれたりすることはありません。長年風雨にさらされましても「健全」に塗膜は老化していきます。

 来島ドックの事例や四万十町の事例でも、長年の時間の経過で、塗膜はチョーキングして、薄くはなっていますが、他社製品のように塗膜が剥げたりは全くしていません。

 溶融亜鉛メッキの溶接面への防錆塗装は、カーボマスチック15Jとご指定ください。