防錆Q&A

防錆Q&A

車用の錆止め塗料の良し悪しについて教えてください。

Q  車用の錆止め塗料として、POR15やホルツやノックスドール、エスコなども聞きます。それらの塗料に対してもラストボンドSGは優位性があるのでしょうか?

 
 
A 車のレストア作業をなさっているお客様からお電話でも聞かれます。
 
 POR15やホルツやノックスドール、エスコなどの塗料は、車用の錆止めとしてよくご使用されているようです。正直わたしは使用したことがありません。ですのでコメントする立場にありません。
 
 また同じ土俵の試験項目での比較データもありませんし、塗料によっては試験成績(耐候性試験や塩水噴霧試験など)も公表されていませんから比較の使用がありません。
 
 ご使用になられた方の感想やらがネット上にありますので、参考にされてください。
 
 ラストボンドSGについては、試験成績表や提案解決事例にも、どんな塗料なのか、使用してどうだったのかを公表しています。
 
 わたしは鉄構造物などの土木系の防錆塗装の専門です。繊細な自動車用塗料分野につきましては、正直わからない部分がありますのでご容赦下さい。
 
 再度「ラストボンドSG」の特色(強みを整理してみます。)
 
1)錆面に深く浸透し、錆を固め、防錆します。
 
2)旧塗膜面にも付着します。
 
3)非鉄金属面(亜鉛メッキ面)にも付着します。
 
※ ただし新設亜鉛メッキ面に対しては、カーボマスチック15Jが付着性がより良いので、お薦めしています。
 
(どぶ漬け亜鉛メッキ面の塗装について) https://www.nc-21.co.jp/faq/post_234/
 
4)上塗りの制限がありません。
 
 原則どんなタイプの上塗りも塗装可能です。すべての塗料を把握しているわけではありません。ご心配である場合は、上塗り塗料のシンナーを刷毛に漬け、乾燥硬化したラストボンドSGの塗膜面をなぞってみてください。変化がなければ大丈夫です。
 
 
5)30度で7日、20度で14日は「足付」は不要です。
 
 よく自動車のレストアをされているお客様から足付作業の事を聞かれます。原則論ですが、ラストボンドSG(一般用の場合は)
 
 30度   7日間
 
 20度   14日間
 
 10度   30日間   は足付作業は不要です。
 
 ちなみにラストボンドSGの乾燥硬化時間は、
 
 30度   10時間
 
 20度   24時間
 
 10度   60時間 (10度以上の温度帯の時間の合計)
 
*もし何かのご事情で、20度ぐらいの気温で、1カ月作業が中断されたようなことがありましたら、その場合は、4ケタの番手のサンドペーパーなどで、ラストボンドSGの塗膜面の表面を軽くなぞってください。決して強くこすらないでください。
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