防錆Q&A

防錆Q&A

付着性テストについて教えてください

Q 付着性テストについて教えてください
 
 
A 先日2回ほど「防錆屋ホームページ」にある、付着力評価基準」についての質問をいただきました。記事のあるページは以下のリンクを参照ください。
 
 
 ご質問をされた方は、他の分野では専門家のようでした。旧塗膜をカッターナイフとセロテープにて、付着力の簡易判定調査をしています。
 
 ご質問内容は
 
1)その判定方法については御社の独自の方法なのか?
 
2)官公庁などの規定にあるのか?
 
 とのことでした。

 旧塗膜を5ミリ方眼を、物差しとカッター・ナイフを使用して縦横に碁盤目を切ります。そのうえにセロテープを貼り、爪でこすります。しばらくしてセロテープを剥がします。
 
 セロテープに付着している旧塗膜の状態で、旧塗膜が「生きているのか](活膜)であるのか、死んだ塗膜であるのかが、簡便に判定できる方法です。
 
 このやり方は各塗料メーカーもやっています。施工業者さんもされています。
 
 塗り替え計画を立案する前に、現在塗装されている鉄面の旧塗膜の何カ所かで試験をします。そして判定をします。
 
 その判定で塗膜が「死んでいる=付着不良」であれば旧塗膜全体を除去する方法を検討して下さい。「健全塗膜=生きている塗膜」の場合は、旧塗膜全体をサンドペーパー、もしくはパワーツールなどで全面傷をつけます。
 
 健全な塗膜と申しましても何年か経過するうちに塗膜表面が硬くなり、そのままでは上塗り塗料が付着しにくい状態です。表面に傷をつけることで上塗塗料の付着が良くなります。
 
 つまり素地調整作業の程度を決めることになる大事な判定調査なのです。
 
 難しい機械の操作や、厳密な基準はありませんが、簡易判定調査方法として行われています。再塗装をなさる場合にご自身でなさればよろしいかと存じます。
 
 また機械的な判定方法としましては、円形の測定機器底面に接着剤を塗布し、硬化したことを見計らい機械で引っ張ります。何キロの力で剥げたのかが判定できます。
 
 機械的な判定方法は、数値は正確なんでしょうが、広い面積や移動が困難な場所では測定は難しいと思います。簡易的な測定方法ですが旧塗膜の付着性は、把握できると思われます。
 
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