防錆Q&A

防錆Q&A

溶接する前の車の防錆対策について

Q 溶接する前の車の防錆対策について

 

A  結論から申し上げますと、対策はありません。

結論は難しいですね。溶接の温度は1200度以上と言われています。
普通の塗料では持ちません。

 ちなみに弊社のホームページに紹介しています「ラストボンドSG」[カーボマスチック15J」等の防錆塗料の耐熱温度は連続で82度。断続で120度。

とてももちません。

 橋梁などのデータでは溶接した場合どうなのかの記述がありました。
高張力鋼に各種シュッププライマーを塗装、交流アーク溶接したとの記述。
 結果は無機系のショッププライマーが良かったとのこと。

 現実に無機系のショッププライマー(塗装の前塗り塗料)を塗装するためにはブラストなどで金属の地肌が出るまで素地調整をしなければなりません。

 ですので、現実には作業環境から難しいのではないでしょうか。
溶接しますと鉄面は酸化します。でもそれは一時的なものです。

 車屋の親父さんが「5年くらいしたら中からサビ来るで、また直しに来いや」というのは、塗料屋の立場ですとなんとも言えません。

 確かに溶接した直後は接合面を中心に錆びやすい状態になります。
 橋梁などでは、1ヶ月ぐらい雨風に曝してからケレン(素地調整)し、防錆塗装をします。溶接直後にはしません。

 ですので、お問い合わせいただきましたが、私にはわかりません。
車屋の親父さんの発言の真偽も確かめようがありません。

 ということでお役に立てませんで申し訳ありません。