防錆Q&A

防錆Q&A

ルーフ内側の防錆塗装について

  ルーフ内側の防錆塗装についての質問です。中部地方のK様からの質問です。
 
Q インターネットで、「自動車のサビ止め」に関して検索掛けていましたら、御社の「ラストボンド」の存在を知り、Eメールさせて頂きました。


 自分は、昭和63年製の三菱車に乗ってます。この年代の三菱車は、うちの車もそうですが、ルーフの内側から点々とルーフの補強レール辺りから、錆びが出てくる事が多く、外装をいくら塗装し直しても、内側から錆びが浮くことが多いので、ルーフの内側(まだ見てませんが)をしっかり防錆処理しようと思い、いろいろと勉強しているところなんですが・・・

 最初は、某レストア雑誌や、インターネットのサイトの暗黙の手順?にあるように、錆をサンドペーパー等で可能な限り落し、足つけを行い、レノバスプレー等の錆変換剤を塗布したあと、エスコを刷毛塗りしようと思っていたのですが、この方法だと、レノバスプレーによって造られたエポキシ樹脂膜によって、エスコがうまく浸透せず、うまくその効能が作用しない気がしてなりません。

 そこで、それならば「ラストボンド」を使って、浮き錆びは落すが、レノバスプレー等で下処理をせず、一気にラストボンドを塗ってしまった方が、良い結果(手間的にも)が出るのではと思ったのですが・・・

 どうしても、色々なサイトを見ても、判らないのでEメールしてみました。

 ラストボンドを使用する時も、錆び変換剤を使用した方が良いのでしょうか?それとも無しで塗った方が、良い結果が出やすいのでしょうか?

 

 

A ラストボンドには下塗りは必要ありません。直接塗って下さい。

>錆びをサンドペーパー等で可能な限り落し、足つけを行い、レノバスプレー等の錆び変換剤を塗布したあと、エスコを刷毛塗りしようと思っていたのですが、この方法だと、レノバスプレーによって造られたエポキシ樹脂膜によって、エスコがうまく浸透せず、うまくその効能が作用しない気がしてなりません。

>そこで、それならば「ラストボンド」を使って、浮き錆びは落すが、レノバスプレー等で下処理をせず、
一気にラストボンドを塗ってしまった方が、良い結果(手間的にも)が出るのではと思ったのですが・・・」

 文中の「レノバスプレー等の錆び変換剤を塗布したあと」とございますが、どのようなものなのか正直取り扱ったことはありません。
 エポキシ樹脂膜ということでしたら、ラストボンドSGの下塗りには不要です。

 ラストボンドSGは、錆び面に深く浸透する性質があります。
 「ユニバーサルプライマー」と呼ばれていますので、上塗りする塗料は何を持ってきても構いません。

 車や鉄構造物で、ラストボンドを使用した実例がたくさんございます。


 可能な限りの錆び落し作業をされまして、ラストボンドSGを塗ります。乾燥・硬化を確認しましてから、上塗りしてください。

 エスコとは業務用塗料でいつも対決していますが、負けた事がありません。

>「ラストボンドを使用する時も、錆変換剤を使用した方が良いのでしょうか?
>それとも無しで塗った方が、良い結果が出やすいのでしょうか?」

 結論は、錆変換剤なしでラストボンドSGを塗ったほうが良いということです。そういうことで、よろしくお願いします。