防錆Q&A

防錆Q&A

海の近くの工場鉄部の防錆対策は?

Q  海辺の近くの工場を新築しました。建物が完成しましてから、半年後に鉄部に錆が発生しています。亜鉛メッキにすれば良かったのですが、予算を削減したため、JIS規格の錆止塗料にOP(合成樹脂調合ペイント)を塗装していました。
 今後の防錆対策も含め、良い方法がありましたら、教えてください

 

 

A ラストボンドSGを全面塗装し、カーボマスチック15J+カーボタン234HSで万全。
 
 特にボルト接合部、天井部のエッジ部に発錆が見られるのではないでしょうか。殆どは健全な塗膜であるが、塗装した折に、膜厚がキープしにくいところや、結露が発生しやすい部位に錆が見られると思います。。

(対策)

 半年で発錆したとのこと。それと半年ですから生きている(活膜)である合成樹脂調合ペイントの状態ですと、ラストボンドを全面的に塗装すべきでしょう。以下プランを提示してみたいと思います。

 
工程1  錆落とし。目荒らし作業。

 錆びている箇所については、可能であればディスクサンダーやジェットたがね等の機械工具を使用し、錆びている部位を除去する。健全な塗膜は、サンドペーパーなどで目荒らしを行う。


工程2  ラストボンドを錆びている箇所ばかりでなく全面塗装します。1週間程度乾燥硬化させます。(外気温が10度を下回れば冬季用です)


工程3 はカーボマスチック15Jを全面塗装します。

 2日間程度乾燥硬化させます。(外気温が10度を下回れば冬期用です)


工程4  カーボタン234HS(指定色)ウレタン系塗料を塗装します。
     色目は指定していただきメーカーにて調色します。