Q 鉄面の状態と素地調整について教えてください。
A 新設の塗装する場合の錆落とし作業のグレードが表示されています。
塗り替え塗装の場合も参考になると思いますので、表示してみます。
【発錆の程度の状態】
程度1ミルスケール(黒皮)が完全に付着していまして、錆は殆どない鋼板です。 |
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程度2錆が出始め,ミルスケール(黒皮)がフレーク状になり始めた状態です。 |
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程度3ミルスケール(黒皮)が錆びて取れてしまうか、またはかき取れる状態です。 肉眼では孔食が殆ど判らない鋼板です。 |
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程度4ミルスケール(黒皮)が錆で取れ、孔食が肉眼でも判る鋼板です。 |
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ニアホワイトメタルブラスト処理。表面は油,グリース,汚れ、ミルスケール,錆、腐食性物質、酸化物、旧塗膜など異物がすべて除去されていなければなりません。 |
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コマーシャルブラストブラスト処理。表面は油、グリース,汚れ,錆、旧塗膜など異物のすべてが除去されていなければなりません。単位面積の3分の2が目に見える汚れが除去されていること。僅かな変色、汚れは許容されます。 メンテナンス塗装の場合、現場でのブラスト処理はこの処理がお奨めです。その程度の処理で塗装できる高性能な防錆塗料がカーボマスチック15Jなのです。 |
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ST-3スクレパー、ワイヤブラシ、パワーブラシ、グラインダー、電動工具などを用いて丁寧に仕上げます。 |
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ST-2スクレーパー、ワイヤブラシ、パワーブラシ、グラインダーなどを用いて、浮いたミルスケール(黒皮)、錆、旧塗膜、異物を除去します。表面が弱い金属光沢を持つように処理します。 いわゆる3種ケレン相当。一般環境下であれば、カーボマスチック15Jはこの程度の素地調整で、塗装可能です。 |