防錆Q&A

防錆Q&A

錆対策として塗装が1番手軽である理由は何ですか?

Q 錆対策として塗装が1番手軽である理由は何ですか?

 

 

A 錆対策には様々な方法があります。
非鉄金属を使用したり、メッキしたりする方法もあります。
効果はありますが、形状やコストがかかります。

塗装による防錆方法

「水分」と「酸素」を遮断する方法は沢山あります。
そのなかで一番手軽であり、効果的であり、鉄構造物の形状に関わらず、諸条件に関わらず防錆対策が「防錆塗装」です。  

●新設時の防錆塗装設計
  • 塗装の目的の明確化
  • 期待耐用年の提示
  • 周辺環境への配慮
  • 素地調整グレードの設計
  • 長期錆塗料の選定」
●塗替え時の防錆塗装設計
  • 旧塗膜の履歴の正確な調査
  • 塗装環境の調査
  • 期待耐用年数の設計
●新設、塗替えに共通するキーワード
    • 素地調整の完璧さと長期防錆による期待耐用年数は正比例する
    • 素地調整が不充分からくる塗装失敗事例は,過半数を超過する
    • 鉄面から健全な塗装膜厚が200μ(ミクロン)確保することが塗装の基本

つまり新設時には工場塗装など、ショットブラスト工法や長期防錆塗料を配慮 します。塗替え時には、素地調整が十分に出来ないケースが多いでしょう。 
それをカバーする「浸透性のある」防錆塗料の選定がより重要になります。