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サッカーと経済との関連

 1ヶ月間熱戦が行われましたサッカー・ワールドカップ南アフリカ大会は、スペインがオランダを1?0で破り初優勝しました。スペイン国内は大騒ぎ。おかげで経済が破綻するのではと心配されていたスペインですが持ち直すようです。

 現実に欧州の金融関係者は「スペイン優勝」を願っていたと言われています。過去ワールドカップに優勝した国は、経済成長しているとのことです。そういえば「ギリシャ危機」だと言われていましたが悪い話は聞きません。ギリシャも一次リーグで敗退こそしましたが、良い試合をしていました。

 「ギリシャのように破綻するのが嫌だったら消費税を10%にしないといけない。」と参議院選挙で言いまわっていた菅首相率いる民主党は選挙で大敗しました。やはり「面白くない」話題は国民は嫌なのです。話に工夫も深みもありませんでした。大敗するのは当然。

 サッカーは「筋書きのドラマ」でもあるし、実力どうり、FIFAのランキングどうりのチームがすべて順当勝ちするかどうかはわかりません。どんでん返しもあります。似たスポーツのラグビーはまず「番狂わせ」がありません。実力どうりの試合展開になります。

 懸命に奮闘するサッカー選手の姿は感動を呼び、世界の多くの人達に良いエネルギーを送り続けました。経済活動に悪いわけがありません。

 現実にユニフォームやスパイク、ボールなどを販売するスポーツ用品メーカーの景気は良いようです。旅行会社や広告業なども好調なようです。

 なにより各国のプロリーグもサッカーへの関心が高まり、観客動員力や関連商品の売上にも貢献しています。今回本体へ出場した32国以外でもサッカーの波及力はあり、良い経済効果を生み出しているようです。

 国連加盟国より多い200以上の国と地域が各大陸予選に参加しています。影響力は計り知れません。

 今回北朝鮮も44年ぶりに本大会に参加しました。3戦3負でしたが、フェアなプレーは観客に好印象を与えました。核開発とミサイルと強気な言動で国際的な孤立を深めている北朝鮮ですが、試合ではブーイングもありませんでした。

 核開発よりサッカーに力を入れたほうが、北朝鮮は国として発展するでしょう。国民経済もしっかりするでしょうから。

 今回出場を逃した中国が2026年大会の誘致活動をすると発表しました。これは大きい。五輪大会では既にスポーツ大国ですから。これはアジア予選は厳しくなりますね。でも隣国同士で競いあうことは大事です。

 今大会で日本と韓国の活躍が中国を刺激したことは間違いないですから。

 サッカーは民族も宗教も政治も超越します。ですので大きな経済波及効果があるのです。