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なでしこの娘たちに励まされました

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 まさかの女子サッカー・ワールドカップドイツ大会での優勝。さんざんテレビや雑誌や新聞のメディアで言いつくされた「なでしこ絶賛」。確かにわたしも元気になりました。

 3月11日の東日本大震災は、高知市で海に近い低地に居住する私にとりましても、他人事とは思えませんでした。その後ずっと欝状態でしたし、「前向き」な仕事の1つである「防錆屋」サイトの作成作業も出来ませんでした。

 地域活動でようやく「打開策」が少し見え、それが報道機関などに評価されて少し元気が回復してきました。そして、なでしこたちの「奇跡のワールドカップ優勝」で、随分元気になることができました。

 身体的にも大きな欧米選手を相手に、小柄ななでしこの選手たちが懸命にボールに食らいついている。ワンサイド・ゲームと思われていたアメリカ戦でも、先行されては追いつき、延長戦でも先行されても追いつきました。その頑張りようは凄い。

 報道によると、なでしこの選手たちは、代表選手でもプロ契約しているのは22人のうちわずかに5人とか。トップの沢選手でも年収350万円程度とか。今回のドイツでのワールドカップでも移動はすべてエコノミー席。ホテルも相部屋であったとか。

 日本代表の男子選手との待遇の違いは歴然。でも男子よりはるかに立派な成績を彼女たちは成し遂げましたから。地方の小さな企業でも、世界1になれるんだ。という励みやエネルギーを彼女たちは「身をもって」示してくれたのです。

 地震後の福島第1原子力発電所の被害は未だに完全にコントロールしきれていません。使用済み核燃料棒の抜き取りや、燃料棒の抜き取り、原子炉の廃炉までいったい何10年かかるのかも未だにわからない状況です。日本の科学技術をもってしても制御できない困難さがあります。

 地震災害や津波災害の脅威は、東海・東南海・南海地震が今後30年以内に高い確率で起きるとされる高知でも常に意識しています。お客様へ納品する製品は大丈夫なのか。事務所機能は維持できるのか。配送の車はどうなるのか。

 対処できる問題と、未だにできない問題もあります。そのなかでも懸命に戦っているなでしこさんたちのけなげな姿勢に強く動かされました。

 私たちのやれリことや、影響力はわずかなことです。それでも限界までやってみようと思いました。なでしこたちのように、強敵に臆せず、立ち向かい、自分たちのやりかたで、見事に結果が」出せるようにありたいと思いました。