防錆Q&A

防錆Q&A

シャーシーブラック用の下塗り材は?

Q 自動車の下回りに塗るシャーシーブラックの下塗り材を探していて貴サイトに行着きました。
 ラストボンドについてお聞きしたい事が3つあります。(長文申し訳ありません)


1)電動工具の類いを持っていないのでワイヤーブラシでの手作業でのケレン(と言うのですか?錆落とし作業の意)しか出来ません。のST-2かそれ以下のレベルだと思います。その状態で使用できますか。 

参考 鉄面の状態と素地調整について表示 https://www.nc-21.co.jp/faq/rust_grade/

2)上記のような作業状態ですので、処置面には錆が残ると思います。ラストボンドでの処置後、残存している錆の進行は止まりますか。


3)購入方法を教えて下さい。

 

 

A 1)についてです。使用可能です。鉄構造物の塗装などでは、どんどんその状態でも使用されています。現場での素地調整作業(ケレン)は不可能だからです。

 ただ自動車の塗装は世界一の防錆塗装がされています。表面処理、電着塗装技術、上塗り塗装技術は昔から常に世界の最上の塗装がされてきています。
 私も若いころ塗料メーカーにいました。建築塗料の営業でした。高知へ戻り塗料販売の仕事をしています。自動車塗装ラインは「最高級機密事項」であり、担当者でないとわからない部分が多いです。一般論で推測するしかありませんが。

 シャーシーブラックを再塗装されようとされているのであれば、「可能な限り」錆落としをしてください。手工具しか使用できなくても、金ブラシとか、金たわしのようなもので、がんばって落としてください。この場合金属まで露出できれば最高です。

 そうした素地調整をしてから、ラストボンドSGを刷毛で塗装してください。
   
2)についてです。ご指摘の通り、錆は残ります。ラストボンドは、素地面や錆面に浸透し、錆をコンクリートしますので、錆の進行を止めます。もともと米国でブラスト工法などができない現場、それを行うと旧塗膜に含有している鉛成分が大気中に拡散、鉛公害の恐れがあるため禁止している地域が多いとのこと。ラストボンドは鉛を含む旧塗膜を固め、封じ込め、防錆するための下地処理剤(シーラー)として開発された経緯があります。

3) 購入方法についてです。

 https://www.nc-21.co.jp/products/rustbond/