サビ問題解決事例

サビ問題解決事例

灯油タンク外面の防錆塗装の事前調査(その1)

 あるホテルのオーナーさんから「灯油タンクの外面が錆びて困っています。以前ホームセンターで購入した塗料で従業員が塗装しましたが、2年もたたないうちに錆びました。塗装のしろうとの従業員でも作業が出来、かつ防錆力のある防錆塗料を提案してください。」とのことでした。

 現場を視察する機会がありました。屋内部ではありますが、意外に錆びてはいます。
塗装のしとうとでも簡便に取り扱いが可能で(二液混合型塗料ですが、体積比で1対1に混ぜると乾燥硬化する)、カーボマスチック15Jをお薦めしました。

 カーボマスチック15Jは、市販の塗料よりは高めです。それで以下の提案をしました。

「刷毛は塗るたびに使い捨てにしてください。錆落とし作業用の道具と、刷毛は100円ショップで全部揃えてください。ローコストで揃えることが可能です。

 100円ショップで揃う塗装用具

 塗装の素人さんでも、塗装できるように説明書を書きました。現場でとくによく錆びている箇所については丁寧に錆落とし作業をされ、先行補修塗装をしていただくように提案しました。

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 こちらも多忙状態が続き、現場施工の立ち合いが出来ませんでした。
オーナーさんから「綺麗に仕上がったよ。ありがとう。」との連絡があり、見に行きました。

 確認しますと綺麗に仕上がっています。また無希釈(シンナーなし)で塗装していただきましたので、刷毛塗ですが、100ミクロン程度の膜厚になっていると思われます。

 塗漏れさえなければ、15年程度大丈夫であると思います。もう1回塗装いただければ、20年は大丈夫であると思います。

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